リウマチ薬、新型コロナの重症肺炎を改善か 臨床研究も

朝日新聞社 2020/04/13 19:30

 新型コロナウイルス感染がひきおこす重い肺炎に対し、海外の医療機関が関節リウマチなどの薬として知られるアクテムラ(トシリズマブ)を使ったところ、症状が改善した可能性を報告している。日本でも、大阪はびきの医療センターが重症患者に使ったところ、13日時点で7人中5人で症状が改善した。製薬会社も効果や安全性を人で調べる臨床研究(治験)に乗り出した。
 アクテムラは、大阪大の岸本忠三特任教授(免疫学)らが発見した、免疫にかかわる「サイトカイン」と呼ばれるたんぱく質「インターロイキン(IL)6」の働きを抑える薬だ。IL6が過剰に働くと、「サイトカインストーム」と呼ばれる状態になり、発熱や低酸素症などを起こし、ショックや多臓器不全で死に至ることもある。
 新型コロナウイルスの重症化に、サイトカインストームがかかわることが指摘されている。そこで中国などでアクテムラの使用が始まり、20人中19人回復したとする報告も出た。
 カナダのトロント大などのグループは3日、専門家が掲載価値があるか検証する査読前の論文を含む8報告を総合的に解析し、IL6の値が高いと重症化する率が高いこと、アクテムラが重症の改善に有効とみられるとする論文を査読前に公表した。ただし、安全性と有効性についての検証は大規模な治験を待つ必要があるとした。
 日本では、大阪はびきの医療センターが、感染症内科の永井崇之医師を中心として治療チームを作り、重症の肺炎患者で、炎症を示す検査値や肺炎の進み具合、低酸素症の状態などの基準を決めて、適応外使用を始めた。患者7人に使ったところ、2人は悪化が抑えられなかったが、5人は改善したという。田中敏郎副院長は、「どのタイミングで使い始めたら効果があるのか、見極めていきたい」と話している。

武漢から到着女性、国が検査断る
1月入国、後に陽性判明

https://this.kiji.is/619845725490283617?c=113147194022725109

2020/4/6 22:40 (JST)
©一般社団法人共同通信社

 日本で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されてから3日後の1月19日、中国・武漢から関西空港に到着した女性に疑わしい症状があったのに、診察した病院からの検査要請を厚生労働省が受け入れていなかったことが6日、りんくう総合医療センター大阪府泉佐野市)への取材で分かった。

 女性は関西地方を旅行し帰国。3月末になって冷蔵保存していた女性の鼻やのどの検体を検査すると陽性だった。

 当時は検査態勢や基準の整備途上で、厚労省は「できる限りの対応だった」としている。同センターは「春節前に現場の声を受け止めてくれたら、もっと早く対策を打ち出せたかもしれない」と話した。

 

 

昨日、ランニング中に左足ふくらはぎに激痛を感じた。

家族がやっていたランニングに、二日前から参加した。

急に頑張りすぎたみたい。

この二日間はほとんど歩いていない。

痛みはだいぶんよくなってきた。

 

韓国、新型コロナから回復し隔離措置解かれた51人が再び陽性に―韓国メディア
Record China / 2020年4月6日 17時50分

国保健福祉部は6日、同国の大邱市と慶尚北道新型コロナウイルス感染者51人について、回復して隔離措置を解かれた後に再び陽性になったと明かした。聯合ニュースなどが伝えた。 報道によると、韓国疾病予防管理センター(KCDC)は再感染ではなく、ウイルスの再活性化によるものだと見ている。保健福祉部は大邱市に調査チームを派遣し、疫学調査を行うという。(翻訳・編集/北田)

 

 

 

福島県農業総合センターの試験結果。乾燥機で乾燥させたものは検出限界以下だったのに、軒下で乾燥させたらちりやほこりがついて3400ベクレル/kg以上の放射性セシウムが検出された。この空気を毎日吸っている人たちの体内にはどのくらい蓄積されているのだろうか?

セシウム濃度を検証 県農業総合センター
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201210303
農作物を乾燥させた加工食品の一部から高濃度の放射性セシウムが検出されている問題で、ちりやほこりが舞いやすい条件下で乾燥させると濃度が高まることが分かった。
29日、県農業総合センターが郡山市で開いた試験研究成果説明会で発表した。
柿などの農作物は乾燥すると水分がなくなり重量が軽くなるため、1キロ当たりの放射性物質の濃度が高くなる。
ただ、想定を大きく上回る放射性物質が検出されるケースもあるとして調査した。
センターが中通りの6カ所から取れたダイコンを使い、切り干し大根を作る過程で実験した。
ダイコンを乾燥機で元の重量の20分の1程度に乾かしても検出限界値以下だった。
しかし、センター内の軒下などで乾燥させた結果、最大で1キロ当たり3421ベクレルの放射性セシウムが検出されたという。
センターは、空気中のちりやほこりが付着したことが濃度を高めた原因と結論付けた。
濃度が高いものほど、ちりの付着が多かったという。