朝日新聞
CO2噴出 インドネシア 泥炭火災多発
「
熱帯の泥炭は湿地に守られていたが、農地開発などで乾燥が
進み、焼畑の比が延焼するようになった。この火災で出る
CO2は平均20億トンで、日本での総排出量13億トンを上回る
ほどの量に上る。全世界で化石燃料の消費に伴って排出
される量の8%に相当する。
インドネシアでは、もともと小規模な焼き畑農業が続いて
いた。しかし人口増加に伴って本来は農地に向いていない
泥炭地への入植が進み、火災が多発するようになった。
最近は、パーム油をとるアブラヤシのプランテーションが
洗剤需要を見越して急速に広がった影響が大きい。
インドネシアのNGO「サウィット(アブラヤシ)・ウォッチ」
によると、同国のアブラヤシの耕作面積は1978年には
25万ヘクタールだったのが2005年には20倍の500万ヘクタール
まで広がった。
」