福井県、県沖震源のM7級の地震で最大8m超の津波の可能性と予想
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00230827.html
福井県は、福井県沖を震源としたマグニチュード7クラスの地震が起きた場合、最大で8メートルを超える津波が起こる可能性があるとする予測結果を発表した。
福井県はこれまで、津波想定を沿岸部で一律2.5メートルとしてきたが、東日本大震災を受けて、独自にシミュレーションした結果、福井県沖およそ100kmに走る「若狭海丘列付近断層」が震源となる場合、坂井市で最大8.68メートル、小浜市で最大6.5メートルの津波が及ぶと想定している。
また浸水被害は、最大でおよそ1,350haで、1万3,000人以上に影響が出るとしている。
一方、原発への津波は、高浜原発で3.74メートル、敦賀原発で3.48メートルなどとなっているが、電力事業者によると「原発施設には影響を与えない」としている。
(09/04 06:19 福井テレビ)



高浜・敦賀原発、敷地に浸水の恐れ 福井県津波想定
http://www.asahi.com/national/update/0903/OSK201209030025.html
 福井県は3日、県沿岸で最大8.7メートルとなる津波予測の見直し結果を公表した。従来は沿岸全域で2.5メートルだったが、最大で3.5倍になった。関西電力高浜原発高浜町)と日本原子力発電敦賀原発1号機(敦賀市)では、津波の高さが敷地を上回り、浸水する恐れが出てきた。だが県は、県内に14基ある原発の原子炉には「影響ない」としている。
 福井県は1983年の日本海中部地震マグニチュード7.7)で観測された最大の津波高(高浜町で1.9メートル)をもとに、96年に改定した地域防災計画で県沿岸全域の想定津波高を一律2.5メートルとしていた。
 しかし東京電力福島第一原発を襲った津波は最大15メートルで、想定より9.5メートル高かった。このため、県は専門家による検討委員会を設けて見直し作業に着手。日本海東縁部と若狭湾沖など4カ所を震源に想定し、関電や海上保安庁気象庁などの協力を得て、地震が発生した場合の津波の高さや、陸までの到達時間を試算した。県内の沿岸11市町で、最大は坂井市の8.68メートルとなった。
朝日新聞デジタル 記事2012年9月4日0時9分




関電の嘘 原発再稼働せずに電力が足りていた証拠データ紹介
2012.08.30 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120830_139620.html
 今年の5月から6月にかけて、国民の大きな関心事は原発の再稼働と節電との兼ね合いの問題だった。しかし、本当に再稼働は必要だったのか? 東京新聞中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏が解説する。
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 夏の終わりが近づいてきた。政府や電力会社は「原発を動かさなければ停電が起きて日本経済が大混乱する」と強調し、追随したマスコミも多かったが、夏の実績を見ると、それは脅し文句にすぎなかったようだ。
 典型は関西電力である。同社は5月時点で需要が約3000万kWに対して供給力は2500万kW強しかなく、約15%足りないと言っていた。
 ところが、8月9日に開かれた大阪府市エネルギー戦略会議の資料によると、6日時点でピーク時供給力は再稼働した大飯原発を含めて3000万kW強だったのに対して、使われた電力は2600万kW強にとどまっている。
 大飯3、4号機の供給量は合計236万kWだから、その分を差し引いても電気は十分足りていた計算になる。さらに互いに融通可能な西日本6電力でみると、約1000万kWも余っていた。つまり「原発を動かさなくても大丈夫」と証明された格好だ。
週刊ポスト2012年9月7日号